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住野よるはどんな小説家?おすすめ全6作品をご紹介!

投稿日:3月 6, 2020 更新日:

こんにちは!読書ライターのはむ(@hamsetuyaku)です!

今や大人気作家として活躍している、住野よる(すみのよる)

キミスイこと「君の膵臓をたべたい」でデビューを果たし、今や数々のヒット作を生み出しています。

私も住野よるの本はキミスイから入り、あまりの面白さにあっという間に全作品をかじりつく様に読了してしまった思い出があります・・。

今回はそんな住野よるさんのデビューのきっかけや作品について、そのペンネームの由来までご紹介していきます。

住野よるとは?

住野よるは小説家として活躍し、現在6つの作品を生み出していますが、そのどれもが人気作として多くの人に読まれています。

作品は女性目線のものや細かな心の動きを捉えたものが多いので、女性だと思われる人も多いようですが(私も最初は女性だと思っていました・・)住野よるは男性です。

では、デビューしたきっかけ等はどのようなものなのでしょうか?

住野よるがデビューしたキッカケ

高校時代から執筆活動を始めており、KADOKAWAが主催する小説の新人賞「電撃小説大賞」に応募もしていたという住野よる。

しかし選考には通らず、応募規定よりを満たせず投稿できなかった「君の膵臓をたべたい」を小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿したところたちまち話題を呼び書籍化が決定、デビューを果たしました。

ちなみにこのデビュー作である「君の膵臓をたべたい」は2017年に実写映画化、2018年にはアニメ映画化もされています。

住野よるのペンネームの由来は?

ペンネームの由来は、「教室のすみっこにいるような子の夜に創造性があるはず」というとても素敵な思いが込められているそう。

活発でイケイケな人ももちろんですが、普段はおとなしいような人にこそ自分独特の世界が広がっているのかもしれませんね・・。

なんだか言われてみるとほっこりかつ神秘的な気分さえ感じてしまうようなペンネームの由来です。

住野よるの魅力と人気の秘密

心の繊細な部分の表現がすごい

まずは何といっても登場人物の心の動きを、独特の言葉や表現で表している部分だと思います。

住野よるさんの小説は、今現在小学生~20代といった若者が主人公となっていますが、人生を生きる上で一度は感じるであろう不安や喜び、人と人が関わり合う上でのそれぞれの想いやもどかしさを数々の名言と共に文章に表しています。

登場人物が相手を思いやるが故に湧き上がるさまざまな感情や想いの描写は、自分もそんな気持ちになったことがあったなぁ・・。とついつい感情移入してしまいます。

子どもから大人まで楽しむことができる

さきほども少しお話した通り、比較的若い世代の感情の変化などを書いているものが多いので、学生から社会人まで幅広く楽しむことができます。

表現や文章も独特な部分はありますが難しい言葉などはあまり用いられることはあまりないので、どんな世代の人も住野よるの世界にのめり込むことができますよ!

住野よるの全6作品おすすめランキング!

住野よるさんの全6作品の小説を、実際に読んでみた私が面白さを6位~1位でランキングにしてみました!

どれも面白すぎるものばかりで順位付けは難しいところですが、参考にして頂ければと思います。

【6位】青くて痛くて脆い

人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学1年の春、僕は秋好寿乃に出会った。


空気の読めない発言を連発し、周囲から浮いていて、けれど誰よりも純粋だった彼女。秋好の理想と情熱に感化され、僕たちは二人で「モアイ」という秘密結社を結成した。


それから3年。あのとき将来の夢を語り合った秋好はもういない。僕の心には、彼女がついた嘘が棘のように刺さっていた。

「僕が、秋好が残した嘘を、本当に変える」
それは僕にとって、世間への叛逆を意味していた――。

まずは住野よる自身がデビュー作を超える最高傑作であると語っているこちらの小説から。

大学生である主人公「楓」は、なりたい自分になることを信条とする「秋好」に出会います。

そんな二人は皆を幸せにしたいという想いから秘密結社「モアイ」というサークルを作ります。

物語は楓と秋好の想い、そしてそのモアイというサークルを中心に進んでいきます。

主要な登場人物

・田端楓(たばたかえで)・・・主人公。人に不用意に近づかない、誰かの意見に反する意見は言わない。を信条にしている。

・秋好寿乃(あきよしひさの)・・・なりたい自分になる、を信条にする学生。サークル「モアイ」のリーダー。

・董介(とうすけ)・・・田端の友人。モアイを嫌っているが・・?

・川原理沙(かわはらりさ)・・・田端のバイト仲間。大学1年生。モアイの内情を知るためモアイに加入する。


学生がそれぞれに秘めた青くて痛い「理想」と、その想いをとは裏腹に合わせもつ脆さ。

自分もそんな時期があったなぁ。としみじみ感じつつ、心がキリキリと痛む作品です。

物語最後に打ち明けれらるそれぞれの想いには、もう少し相手のことも考えてあげられていれば。と悔しい気持ちでいっぱいになりました。

ちなみにですが、こちらの作品は2020年8月28日に実写映画化が決定しています!

主人公の田端楓を演じるのは吉沢亮さん秋好寿乃を演じるのは杉咲花さんです。

これはなんとも楽しみです・・!

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【5位】 君の膵臓をたべたい

ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。
それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。
そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて――。

住野よるさんのデビュー作であり、最も有名な作品です。

主人公が拾った1冊の「共病文庫」というタイトルの本。それはクラスメイトの山内桜良が綴っていた秘密の日記帳であり、膵臓の病気との闘いが記されたものでした。

このことから主人公である「僕」は桜良の病気を唯一知る人間となります。

ちなみにこちらの作品は2017年に実写映画化もされています。

主要な登場人物


・志賀春樹(しが はるき)・・・主人公。物語では「僕」で話が進んでいく。人と関わることを避ける性格だったが、桜良と知り合い次第に変わっていく。

・山内桜良(やまうち さくら)・・・膵臓の病気と闘う少女。自分の運命を恨まないために「闘病」ではなく「共病」文庫と日記に名付ける。

・滝本恭子(たきもと きょうこ)・・・桜良の親友。桜良と主人公の関係をあまり良く思っていない。

大きな病気を抱えながらも人生を恨まず、明るく振る舞う桜良。

主人公は自分にない強さを桜良に感じ、次第に心を開いていきます。

物語の中で出てくる「君の膵臓を食べたい」という言葉は、むかし病に侵された部位と同じものを食べるという治療法があったらしい。ということから桜良が発したものですが、終盤にはそれだけではない秘められた思いを感じることができます。

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【4位】麦本三歩の好きなもの

「朝寝坊、チーズ蒸しパン、そして本。
好きなものがたくさんあるから、毎日はきっと楽しい」

図書館勤務の20代女子、麦本三歩のなにげなく愛おしい日々を描いた傑作日常小説。

こちらは一風変わった小説。

図書館勤務のおっちょこちょいでぼうっとした天然娘「麦本三歩」の何気ない日常を描く作品です。

彼氏との別れに落ち込み、友人の悩みに寄り添い涙を流し、仕事に緊張し、時には怒り・・と人間らしいシーンにほっこりします。

主要な登場人物

・麦本三歩(むぎもとさんぽ)・・・主人公。天然だか自分にも他人にも正直。色々ありつつも先輩には可愛がられている。

・優しい先輩・・・常に笑顔で優しい先輩。本を大切にしない利用者には怒りを見せることも。

・怖い先輩・・・三歩に割と厳しめ。時にはチョップも繰り出す。実の所は三歩が可愛くて仕方ない。

・おかしな先輩・・・心の内が読みずらい先輩。散歩があまり好きではなかったが、ある出来事から次第に変わっていく。

・麗しき友人・・・三歩と仲の良い友人。容姿端麗であり、編集者で多忙。

三歩は職場では新人のため先輩が多く登場します。

本やブルボンのお菓子を愛し、自分に正直な三歩を見ていると、なんだか普段の生活の悩みがばかばかしく思えてしまいます

ちなみに住野よるはツイッターにて下記のように話しています。

変わらぬ日常とちょっとした変化を楽しめる三歩に私も憧れます。

ちなみに、本の表紙の三歩はBISHという女性アイドルグループの「モモコグミカンパニー」さんです。

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【3位】よるのばけもの

夜になると、僕は化け物になる。
寝ていても座っていても立っていても、それは深夜に突然やってくる。
ある日、化け物になった僕は、忘れ物をとりに夜の学校へと忍びこんだ。
誰もいない、と思っていた夜の教室。だけどそこには、
なぜかクラスメイトの矢野さつきがいて――。

3位は「よるのばけもの」。

主人公の安達は中学生。夜になると目が8つある化け物に変身してしまうようになります。

ある日の夜、教室に忘れ物を取りに行くとクラスの変わり者としてイジメをうけている矢野さつきと出会い、化け物の姿を見られてしまいます。

主要な登場人物


・足立(あだち)・・・主人公。気弱な性格。クラスのいじめに疑問をもっている。よるになると化け物に変身する体質。

・矢野さつき(やのさつき)・・・変わった性格の持ち主。奇怪な行動から「頭がおかしい」とクラス全員からいじめを受けている。

・笠井(かさい)・・・クラスのリーダー的少年。「自分がどうすれば周りがどう動くか」を分かっており、意のままに動かそうと遊んでいる。

・工藤(くどう)・・・安達の隣の席の少女。面倒見の良い明るい性格だが、矢野には躊躇なくジュースのパックを投げつける。

主人公が化け物に変身することはあまり物語に深くは関係せず、学校でのいじめ問題がメインの話です。

自分の化け物となった姿にすら全く怯えないほどの変わり者「矢野さつき」は変わりもの故にクラスのみんなにいじめられることに。

主人公はいじめの対象になるのが怖く、夜の誰もいない教室で化け物である時間だけ矢野と会話し、次第に矢野のことを理解していくようになります。

姿形ではなく、自分自身の異形の姿より恐ろしい「人の心に潜む化け物」。人間に悲しさと切なさすら感じてしまいます。

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【2位】また、同じ夢をみていた

友達のいない少女、リストカットを繰り返す女子高生、アバズレと罵られる女性、一人静かに余生をおくる老女。
彼女たちの“幸せ"は、どこにあるのか。「やり直したい」ことがある、“今"がうまくいかない全ての人たちに贈る物語。

主人公は小学生の少女「小柳奈ノ花」。子供とは思えないほどませた性格と落ち着きぶりから繰り出される、人生を達観したかのような発言が面白いです。

しかし、その賢さと態度ゆえ周囲を思いやることはできず、他人の気持ち理解することはできません。

それ故に友人も味方もいませんでしたが、物語で出会う「アバズレさん」「南さん」「おばあちゃん」から大切な事を学び、次第に少しずつ変わっていきます。

主要な登場人物


・小柳奈ノ花(こやなぎなのか)・・・小学生の女の子。大人びており賢いが、友人などはいない。

・アバズレさん・・・奈ノ花の友人。風俗嬢。表札に書いてあった「アバズレ」の落書きを奈ノ花が名前と勘違いし、そう呼ばれるようになる。

・南さん(みなみさん)・・・高校生。制服の刺繍「南」の文字を奈ノ花が見てそう呼ばれるように。奈ノ花のことは「ガキ」と呼ぶ。

・おばあちゃん・・・お菓子作りが得意なおばあちゃん。自宅には美しい絵が飾られている。

賢い少女ですが、友人や味方のいない奈ノ花。物語で出会う人物に本当に大切な事を教えられます。

読み進めると分かることですが、この物語の登場人物の秘密には本当にびっくりしました。(さすが住野よる!という感じです。)

そしてこの小説には数々の名言が登場するので、それを楽しむのも面白いです。

人生はプリンみたいなものってことね。甘いところだけで美味しいのに、苦いところをありがたがる人もいる。

 

思ったよりもいるんだよ、才能がある人っていうのはね。でも、才能があるだけじゃ、こんなに素敵な絵は描けない。

 

まったく、人生とはオセロみたいなものですね。黒い嫌なことがあれば、白いよいこともある?そうじゃないわ。

たった一枚の白で、私の黒い気持ちは一気に裏返るの。

いやはや・・素晴らしいです。本当に涙出てきます。

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【1位】「か「」く「」し「」ご「」と「

きっと誰もが持っている、自分だけの「かくしごと」。

みんなには隠している、ちょっとだけ特別なちから。別になんの役にも立たないけれど、そのせいで最近、君のことが気になって仕方ないんだ――。

クラスメイト5人の「かくしごと」が照らし出す、お互いへのもどかしい想い。

こちらは高校生活を舞台とした青春小説。

どれが一位でもおかしくない中すごくに迷いましたが・・住野よるさんの小説にかじりついた中ではこちらを一位にしました。(ちょっと眠る前に30分読書・・と本を開いたら時間を忘れ、次の日は一睡もせず会社へ行きました。汗)

物語は全部で5章構成となっており、メインとなる登場人物5人それぞれの目線で物語が展開されていきます。

登場人物それぞれに個性が強く、まるっきりタイプは違いますが仲の良いメンバー。

しかしそれぞれの繊細な個性から現れる不思議な力と、自分や友達を思うが故の「かくしごと」が、5人の親友の中で入り混じっていきます。

主要な登場人物


・大塚京(おおつか きょう) ・・・通称「きょう」。人の頭の上に!、?などのマークが見え人の気持ちがわかる。自分の気持ちを言い出せない性格。

・三木(みき) ・・・通称「ミッキー」。人の心のバーが見え、プラスかマイナスかを読み取ることができる。表裏がなく、ヒロインよりヒーローになりたい。

・黒田(くろだ) ・・・通称「パラ」。人の心拍数が見える。いつも予測不能な行動をとることからパラと呼ばれているが、内面には複雑な感情を秘めている。

・高崎博文(たかさき ひろふみ) ・・・通称「ヅカ」。人の頭の上に「♧(哀)、♡(楽)、♤(喜)、♢(怒)」が見え、人の気持ちがわかる。やさしい性格から友人も多く、皆の人気者。

宮里(みやざと) ・・・通称「エル」。人の心に「↑、↓、←、→」の矢印が見え、恋心がわかる能力をもつ。内気で控えめ。自分に向いた矢印はわからない。

それぞれの持っている力は特殊能力のように書かれていますが、実際にはそれぞれのもつ内に秘めた優しさから、相手の気持ちを感じ取ることができるものです。

この物語の心打たれるところはなんといっても登場人物の純粋さ。自分の心に素直で、友人を大切にしています

そして終盤で分かる、タイトル「か「」く「」し「」ご「」と「 に秘められたもう一つの意味にも温かさを感じます。

学生のお話なので学生に・・と言いたいところですが、どちらかというと日々に忙殺され、本当に大切なものを見失いがちな社会人にこそおすすめしたいと私は思います

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住野よるの全6作品まとめ

こちらには紹介させていただいた住野よるさんの小説をまとめておきます。

どれも魅力的な作品ばかりです!

住野よるの書籍はおすすめ。一度読んでみよう

住野よるさんの書籍は読みやすく、読書の初心者でも抵抗なく楽しむことができます。

今回はランキングにしてみましたが、どの本も本当に魅力的なものばかりで、正直にどれから読んでも変わらず面白いです。

この記事を読んで気になった方は、ぜひ読んでみて下さいね!

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